【就業意識調査アンケート】

●調査目的

本調査は、浦添市教育委員会の協力のもと、浦添市内の中学校5校、浦添市内の高校5の2年生に対して配布し、今後の進路や将来の就業に対するイメージ、環境についての状況を図るためのアンケートである。
また、現在の高校生、中学生の就業(バイト等)の状況も調査した。同時に浦添市への興味関心についても調査した。今後の地域におけるキャリア支援への対策を検討することを目的に実施した。

●調査期間

2017年1月20日~2月3日

●調査対象

浦添市内の高校5校
 浦添高校/浦添工業高校/陽明高校/浦添商業高校/那覇工業高校
 (全日制・定時制含む)

浦添市内の中学校5校
 仲西中学校/神森中学校/港川中学校/浦西中学校/浦添中学校

回収状況 配布数 回収数 有効回答率
高校2年生 1437 1316 92%
中学2年生 1281 1130 88%

●調査の企画および分析について

本調査は、アンケートの作成にかかわる助言ならびに調査分析への協力を有識者へお願いし、調査企画・分析を実施しました。
浦添市グッジョブ連携協議会会長
沖縄国際大学経済学部経済学科 名嘉座元一教授

>>> PDFで調査結果を見る

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【総評】

■総評1 ―浦添市内の中高生の意識―

  • 高校進学の理由は「大学、短大、専門学校へ進学するため」と答えている生徒が多い。
    一方で「なんとなく」と答えている生徒も少ならず2割はいることが分かった。
    高等教育機関へ進学した後も「なんとなく」という理由で入ると学校生活の過ごし方や就職活動にも影響が出てくる。
    「将来どのような仕事に就きたいと思いますか」という質問に対して、「特に考えていない」「公務員」「教育、学習支援業」と答えている生徒は中高共に多い。周りの大人の影響を受けていると思われる。多様な仕事があることを早期に知るような機会を作ることが必要である。
  • ■総評2 ―浦添市内の中高生の意識―

  • 普通高校を選択する中学生が圧倒的に多い中、実際には、中学卒業後、普通高校へ進学する生徒は半数になる。
    理由としては、中学2年生の段階では、「なんとなく」普通高校を視野に入れている生徒が多いと考えられる。
    しかし、進路選択をする中学3年の段階において、実業高校で具体的な取り組みを知る機会があり、半数以上の生徒が進路選択を実業高校へ変更すると考えられる。早期の段階から、実業高校の取り組みを知る機会をもつことが求められる。
  • 早期の段階から目的意識を持つことが重要である。与えられたことをやるだけではなく自ら課題を設定し解決していく力を育むキャリア支援の重要性が見えてくる。
  • ■総評3 ―今後に向けてー

  • 浦添市は、第三次産業の就業者数が最も多い。現時点で、就業者数の伸びが大きい産業は、医療・福祉である。
    現在の弱みとしては、雇用力のある産業は比較的多いものの、稼ぐ力のある産業が少ない。(浦添市人口ビジョン概要よる参考)
  • 沖縄県は「情報通信産業」に力を入れていること、浦添市で最も給与額の高い産業であることから、早期の段階から「情報通信」について知る機会や就労体験も必要であろう。
  • 医療、福祉への関心度やイメージアップとつながる取り組みも必要である。
  • 今後、浦添市は、西海岸への開発が進められているため観光を担う人材の育成へ向けての就労体験が必要である。
  • 将来、「浦添市で働きたい」「浦添市に貢献したい」と答えた生徒は想定していた以上に少なかった。まずは、浦添市のことを理解することが必要である。例えば、小学校で歴史や文化を知る。中学校で地域のフィールドワークする。高校で地域を発信する人材となる。小中高と切れ目のないキャリア支援が必要である。